わたしはあの2人を 『うらやましい』って 思ったことを 認めたくなかった。 なんでうらやましい って思うんだろ? 勉強教えてもらってるから? 気にかけてくれてるから? 自分が少しわからなくなっていた。 「よし、んじゃ茉美も食い終わったし帰るか!」 尚哉はもうジュースを 10回はおかわりしていた。 「んじゃ、会計行くか」 颯大が一番に立ち上がってレジに向かった。