「尚哉、やばくね?」

「ちゃんと別れてないんだよね?」

あたしと颯大で
尚哉を心配する。




「あれ?お前ら…」


長谷川があたしたちに気づいた。


「門間、お前テスト勉強もしないでなにしてんだよ。」


長谷川の声のトーンがかなり低い。


「……そ、そっちこそこんな街中で生徒とデートっすか?」


強がった。
思ってもない言葉が口走る。

「こっちはデートじゃねえよ。」

「よく言いますね〜」