長谷川と………ゆめ。


「ねえ、あれ…」

あたしは
震えた声で3人に言った。


「あれ!?ここに入ってくるぜ!?」

尚哉がいち早く気づいた。



カランとドアの鐘が鳴った。

「2名様ですか?」

店員は相変わらず口角をあげている。


「窓際で!」


窓際!?
窓際に来るの!?


「こっち来んじゃね?」

颯大の言ったとおり
長谷川とゆめはこちらに来た。



いち早く気づいたのは
ゆめだった。