「あ、あわわー」


変な声が出ているが
だんだんポタポタ垂れてきた。



そのとき、颯大が
あたしの手のアイスを
奪って颯大の口に入れた。


「あ………」


「お前、食うの遅いし!」

あたし以外の3人は
ゲラゲラ笑い始める。

「ひーどーい!」


でもよく考えたら
今のって『間接キス』なのでわ?


それを理解したときに
顔が真っ赤になった。


「とりあえず行くぞ〜」

颯大が席を立つと
あたしも急いで
席を立つ。