「……そうか。」


長谷川は急に
静かになった。


「だから、今から一番に勉強しようぜ。」


また涙が溢れた。


わからない。
わからないよ。


長谷川はゆめが好きなんじゃないの?



頭の中がごちゃごちゃする。
わからない。本当に。


「そこ、座れよ。」