「玄関で待ってるから


向かえに行ってやれ」





ーポンッ





そう話し銀色コナンくんはあたしの身体を優しく押した。




……銀色コナンくん。


あたしに白金の記憶を戻すチャンスをくれてるんだよね?





「ありがとうっ…」



「俺はお前の味方だから


いつでも頼れ」



「…っ……うん!!」





あたしは廊下へ出て走り出す。


後ろを振り向くと優しくあたしを見ている華と銀色コナンくん。


涙が溢れそうになるけど必死にこらえて、走り続けた。