あの日からもう5日もたった。 5日間気まずい雰囲気で、あまり喋っていない。 僕は愛歌にどうやって接すればいいのか分からなかった。 「なぁ、愛歌。」 「ん?」 「外行かない?気分転換に。」 「やだ。」 いつもならもっと続いていた会話もこれ以上続かない。 明日から本格的な治療が始まるから、 愛歌は、集中治療室に入る。 部屋がバラバラになるのだ。