検査が終わって いつも診てくれてる 柏木 優悠也(ユウヤ)先生とお話中。 いつも冗談言って笑っている先生が 冗談を言わない。ひとかけらの笑顔もない。 「最近、数値が悪くなっています。 いつまで生きられるのか分からない状態です。 なにかやりたいこと、会いたい人がいたら言って下さい。」 その言葉を聞いた瞬間思い浮かんだのはただ一人。 涼だった。 この世を去る瞬間まで一緒にいたい。 そう思った。