「それ、俺の」 「へ?」 真横から声が? 「きゃぁっ」 ふと横を見ると顔が引っ付いちゃいそうなくらい近くに男の人が立っていた。 「俺の」 そうつぶやいた男の人は、私の両頬を両手で押さえて唇を重ねた。 「ん……っ」 私の目は大きく見開かれていた。