今日は、部活もせずに帰ってしまった。
 
啓一と同じバスケ部…。
 
今は、バスケするのも辛かった。
 
啓一を思い出すもの全てを見たくなかった。
 
なのに…。
 
啓一は今、部活中かな?とか…。
 
もう、啓一のことしか頭に浮かばないや…。
 
また目に涙がうっすら浮かんできたその時…
 
 
「夏川」
 
 
後ろから愛しい人の声が聞こえた。