舞も私にいろいろと話してくれるようになった。




前よりももっと、




もっと舞が大切になった気がした。














そして…ある日の放課後。










日直だった私はごみを捨てに向かう。
その時見覚えのある人が目の端に移った。



…それは、和泉。




その時までごみ捨てという仕事に憂鬱に感じていた私の心は一気に冴えわたった。




和泉はにこにこと誰かと話している。でもその"誰か"は、ちょうど校舎に隠れて見えなかった。



私は和泉に駆け寄る。










茜「いーずーみー…って…あれ…


  舞?」

和泉「あ。茜!

   じゃ、おれはここで。
   またね、野宮」






野宮とは、舞の名字である