キーンコーンカーンコーン

放課後のチャイムがなった。
この時間がどんだけ楽しみか!

「壁田さん?今日二者面談いいかしら?」

担任からの呼び出しだ。

「あ、じゃあ少し時間をください。」

急いで階段をかけ降りて
情報室に向かった。

「せーんせ!いますか?!」

窓からのぞくと
Yシャツが脱ぎ捨ててあった。

「せんせ?!」

ガタン!

隣の準備室の方から
音がしたので
ドアを叩いてよんだ。

「おっ?壁田か?入ってきていいぞー。」

「で、でもYシャツが脱ぎ捨て・・・?!」

「俺裸だからねー(笑)」

壁に思い切りぶつかる
くらい下がった。
背中を思い切り強打。

「早くあけて入ってきてよ?」

「いやいやいや///」

意味わからない!
無駄に人を
どきどきさせないでよー。

「やっぱりいいです!」

ガラッ

ドアをあける音がした。
振り向くと
服を着ていた。

「あれ?服は?」

「さっきから着てたよ?」

クスクス笑ってる。

「またあとで面談終わったらきます!」

イライラしながら
捨て台詞のように言って
走って逃げた。

「小池先生!遅れてすみません!」

小池先生とは
担任の女の先生だ。

「大丈夫よ。で、話はね、病院のことなんだけど・・・