「それでいこう。じゃないわよ!」


百合子は公平に釘をさした。


どうやら百合子の怒りの原因は...


パパラッチされたこと半分


浮気したこと半分

らしい。


「だから浮気じゃないってば!自分の息子信じられねーのかよ?」


「こんな写真撮られて信じろって?もう本当に悠果里ちゃんに申し訳ないわ。」


百合子も負けじと言い返す。


「あいつには俺から話す。じゃあ、俺仕事だから。大介行くぞ!」


そう言って公平は部屋から出て行ってしまった。


「社長、自分も公平さんのこと信じていいと思います。とりあえず記者会見のこともあるし仕事終わったら事務所に伺います。」


「大介、公平のことよろしくね。」


「はい!」


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移動車中―――


「あの写真、いつ出るの?」


「来週の水曜日です。」


「俺さ〜悠果里に会うまで寝ることが一番幸せだったんだ。寝ている間は他人の事関係ないし、何も考えなくていい。でもあいつと出会って、あいつといる時間が一番幸せに感じるようになった。すぐ怒ったり、泣いたりするけど、そんなあいつの顔見てるのが幸せだって気付いたんだよ。」


公平がしみじみと語った。


「惚気ですか?笑」


「ちげーよ!笑」


「公平さん、悠果里さんと結婚って本当に考えられないんですか?」


大介は急に真面目な顔して聞いた。