「お前、顔赤いぞ?」

ナツの顔を見ると
ほんとだ…顔赤い…

「まさか、お前…」

冬也はナツのおでこに手をのばす。
「あっつ!!お前、熱あんじゃねぇか」

え?
ナツが熱?

「しかも絶対これ高い熱だぞ。お前、今日は早退しろ」

「そうだよ、ナツくん。大丈夫!?」
続いて楓もナツのそばにいく。

ナツ…大丈夫なのかな?

「俺は大丈夫…だって…」

今にも倒れそうなナツを冬也は抱える。

「大丈夫な訳あるか!!」

よいしょっとナツを立ち上がらせる。

「ちょっと春菜手伝ってくれ」

え!?私?

早くと言うように私をみる冬也。
「わかった…」

私はナツのもとに駆けつけた。