「冬也、楓ちゃんのことすごく好きなんだね」

百花は冬也が去っていった方を見つめた。

「そうだなあ、あいつは本当楓にぞっこんだよ」

一途だよなあ…

俺たちはファミレスをでて歩いていた。

「てか、お前んちッてどこ?」

こうやって歩いてるけどどこなのか全然わかんねぇんだった。

「もう少しまっすぐ」

「わかった」

また俺たちは歩きだす。

「ねぇ、ナツ…」

少し後ろを歩いてる百花のほうに振り替える。

「どした?」

百花は下を向いている。

俺は百花のほうに近寄る。

具合でも悪いのか?

「おい、百花?」