そして俺たちは昔の話しとかこれまでなにがあったのかを話した。
楓と冬也がどうやって付き合ったかとか、百花は北海道ですげえモテてたこととか。
いろんな話しで盛り上がった。
「そおいえば、ナツ…好きな人できた?」
「なに?いきなり?」
唐突な質問に俺はびっくりした。
「だってナツ、恋してるッて顔してるし」
どんな顔してんだよ、俺は。
「一応…」
「どうせ、あの春菜ッてこでしょ?」
「…ッ」
なんで…
わかったんだ?
「やっぱり…そんな感じした」
「こいつ、分かりやすいからなあ」
冬也は俺をみるなりニヤニヤしている。
そんなにか?
俺はそんなに顔にでてるのか?
「昔から顔にでやすいよね、ナツは」
クスクス百花は笑ってる。
「笑うなッつーの」
性格は昔と全然変わってねえな。
そして俺たちは携帯の番号とアドレスを交換して帰ることになった。
「じゃあ、ナツ。お前百花家まで送ってやれよ。俺、楓のとこいかねぇと」
じゃあなあとゆって冬也は帰ってしまった。