「また雨…」
今日はザーザーぶりだ。
毎回毎回嫌になる。
帰る時間だってゆうのに
あいにく今日は傘を忘れてしまった。
だって…
朝はすごく晴れ晴れしてたのに!
帰る時間になったらこれだ。
冬也と楓は今日は二人の記念日だからッてそそくさと大学でて帰っちゃうし。
はあ…
いいなあ…
走って帰っちゃおうかなあ。
このままだとずっと大学にいることになっちゃう。
よし!!
決めた!!
走ろう。
そう思い鞄を頭の上にのけて走ろうとしたとき
「お前、走って帰る気?」
…ナツ。
「そう、傘忘れたから」
「じゃあ、俺の傘お前に貸してやる」
そうゆってナツの傘が私に差し出される。
「え…いいよ、ナツの傘がなくなっちゃうじゃん」
「俺は走ってかえんの、何?相合い傘でもしてくれんの?」
ナツはニヤニヤしながらゆう。
相合い傘…
想像しただけで顔が赤くなる。
私は変態か…