「なんならみにいく?」

「みにいくって…」

そりゃ勿論みにいきたいし…
気になるけど…
「いこーよ、春奈」

ずっと冬也の横で聞いてた楓はなぜか目をキラキラさせながら言った。

「う…うん」

でもいいのかなあ…
勝手にみたりしちゃッて

私は不安なままナツの告白現場まで見に行った。

ナツが呼び出されてたのは体育館裏だった。

まあ、定番ッちゃ定番…だなあ
誰もこないしね…
私たちは壁に隠れこそっと覗いてみた。


「好きです!!初めてみたときからずっと…友達からでもいいんで…お願いします!!」

うわぁ…
人の告白なんて初めてみた。

でもあのこすごいなあ…
私には到底まねできない。

ナツはなんて答えるの?