「ねぇ、ナツ。なんか言ってくれなきゃわかんないよ」
うつむきがちに春奈は言った
そんな顔すんなよ…
「お前が今日かった土産、誰にやんの?」
はあ…俺は子供か…
「へ?」
そんなこと?とゆうように
あっけにとられてる。
するとクスクス笑いだした。
「なに笑ってんだよ」
「だって、これ…ナツにあげるために買ったんだよ」
そうゆって袋の中からイルカのキーホルダーをとりだした。
は…?
俺に?
好きなやつじゃなくて?
「ほら、これ私とお揃いなの。ナツもつけてくれたらなあって思って…嫌なら…いいんだよ」
春奈はもう1つキーホルダーをとりだし俺に見せる。
なんだよ…
バカじゃねーの俺
勝手に怒って…
まじガキだわ
ってかかわいすぎ。
それ反則だろ。
「ありがとう、絶対つける」
そうゆうと春奈はすげえ嬉しそうに笑った。
できることならいますぐ抱き締めたい。
それを俺はぐっと我慢した。