「どうした?豚顔みたいなかおして、はやくいかねえとおくれっぞ」

「ぶッ豚顔ですッて!?」

「本当のことじゃん」

ナツはケラケラ笑ってる。

「なに笑ってんのよ!!」

バシッ

私は持っていたカバンでナツの頭を叩いた。

「いってぇ!この乱暴女!!」

「ふんッ」

はぁ…
なんて私はかわいくないの…

ナツに告白できないでいるのはこの性格のせいね。

「お前、絶対彼氏できねーな」
「うるさいッ!」


はあ…
絶対ナツは私を女じゃなく
ただの友達としかみてないんだろな…