「あ…あのさ、水族館楽しみだね」

沈黙が嫌だったから
私は水族館の話しをだした。

「お、おう楽しみだな」

「…」

また沈黙が続く。

『あのさ…!!』

『!!』

二人して声がかぶってしまった…
「ナツからどうぞ」

「は?お前が先言えよ」

「いや、ナツから言ってよ」
「お前がいえよ」

私たちはお互い引かない

お互いにらみ合った。

「ぷッ…ハハハ!!」

耐えきれずお互い笑いあった。

「あー、おかしい…ッで?お前さっきなに言おうとしてたの?」


「え?えっと…ナツは好きな人とかいるの?」

なにを言えばいいのかわからなくてそんなことを聞いてしまった。
私は聞いてしまったことにすぐに後悔することになる。