――――――……
それからの日々は、
苦しいだけの日々だった。
タクちゃんには今まで通り接しようとしたが、
数日で諦めた。
気持ちがないことが、
こんなにも自分の態度を変えてしまった。
自分で自分にぞっとする。
でも別れるなんて思いつきもしなかったあたしは、
『忙しい』という理由をこじつけて、
なるべく連絡を取らないという手段をとった。
タクさんとは、
逆に会わなかった。
会えなかった。
そこまでずるくなりきれず、
タクさんが心配してメールをくれても、
他愛ない話に持っていってはぐらかした。
―――でもそんな日々に、
思いもよらない終わりがきた。