…………キーン!!!


「しまっ……」


数回刀を交え、男の刀を弾き飛ばした。


ダン!!

そして男を押し倒し馬乗りになった。



「……また、私の勝ちだね。歳三?」


「………!」

男は目を見開いた。


え………
……私…… 今、なんて?


「……懍……華……?」


そう言って男は私を凝視した。


「え…………。」


懍華……?

それってさっきも……。

『染羅木懍華という名前を知っているか?』


先ほど問われたことが思い浮かぶ。

………。


はっとした。



「これで終わり。さよなら。」


「「「「土方さん(トシ)っっ!!」」」」