てか、今まで、今ので押し負けたことないんだけど。



これが本当の男と女の差ってやつ??


「…強いんだな。」


「今のお前に褒めてもらえるとは驚いた。そんなに俺が強いと思うか?」

「あぁ。強い。私が今まで出会ったやつらよりは。」


男と女の力の差??


笑わせる。



化け物の私にも男と女の差で問題があるとしたら


だったら私は絶対に追い付けない速さで迎え撃つだけだ……!


地面を強く蹴って跳んだ。


「「「「「な………!?」」」」」


5人の男の驚愕の声。


私は手加減していた力も少し強めた。

速さも力も本気は出してないけどね。



「お前が今まで、会ってきたって、その辺の政治家とか、口ばっか、りの、上の立場のやつら、だろ?」


辛うじて追い付けている彼は途切れ途切れに言葉を発する。


……まだそんな余裕あるんだ?


「……だったら?」


「そんな、やつらと、俺らを一緒に、すんな。」


そんな途切れ途切れに言われても説得力ないんだけど。


ま 追い付けるだけでもまし、か。


「知らない。人間なんてみんな同じだ。」


同じで十分だ。愚かで汚ならしい。

て、私もこんな仕事してても一応は人間なんだよなー。


あー、やだやだ。


そろそろ終わりにしますか。