「か、返してっ///
そ…それより補習は?」



「ん?
補習なら、もう終わったけど」



羽瀬くんの発言に私は辺りを
見渡してみる。


さっきまで30人くらいいた教室は、もう私と羽瀬くんだけだった。



私って……

周りが見えなくなるくらい
落書きしてたの!!?



急に恥ずかしくなって
とっさに俯いた。



は…恥ずかしいー///



「ははっ。
面白いね、矢吹さんって」


しかも……
なんで憧れの彼に笑われてるのよ!


私のバカ!!!!