「なに書いてんの?」


不意に頭上から声が聞こえた。



「……へっ??」


見上げると、整った顔が
そこにあった。


は……は………


――――羽瀬くん!!?



「……。うわぁっ!」


「気づくの遅ッ。
てゆーか、それクマ?
あ、ネコもいる」



そう言って羽瀬くんは
私のプリントを持ち上げて
まじまじと落書きを見た。



うそ、うそ、うそー!!!


なんで羽瀬くんが
私の所にいるの…………?


てゆーか補習は!!?