先輩が冗談半分で
私に言った。


でも


「……ヒック…ウゥ……」



――――それは真実で。



「えっ、マジか。
悪い悪い…大丈夫か?」



そう言って
私の頭を優しく撫でた。


撫でられると……


奏馬くんに
頭を撫でられたことしか
思い出さない……




「す…すいません///」



いくら辛いとはいえ
私、先輩に頼りすぎだι



「いいって。
ほら、泣きたいんだろ?」


「え……ひゃっ!」



先輩は急に抱き締めてきた。