席に座って
奏馬くんは俯いたまま言った。



「朝……気付いた?」


「なにを?」


「目ぇ合ったじゃん」



頬杖をついて
私を見つめる奏馬くん。


また頬が熱くなる…///



「気づいたよ。
奏馬くんが笑ってくれたから
私も笑ったよ♪」



奏馬くんが私に気づいて笑ってくれた事が
私はすごく嬉しかったよ?


そう言うと
一瞬だけ奏馬くんの頬が
ピンク色になった……ような気がしたんだ。




「実緒が笑ってくれて
俺、すっげぇ嬉しかった!」



ニヒッと
子供のように笑う君を

愛しいと思った。