「それに可愛いよ」


「……えっ?」



かかか、可愛い!!?



「うん、可愛いよ。そのクマ」



そう言うと、私のプリントのクマを指差した。


な……なんだぁ

クマの事かー(汗)



「あ…ありがと」


「矢吹さん顔赤いよ?」


「そ//そんな事ないよ///」



羽瀬くんの言ったことに
照れたなんて
絶対に言えないー!



……ん?
そういえば――――。




「なんで私の名前知ってるの?」



「えっ……」



一瞬だけ目が泳ぐ羽瀬くん。
でも
すぐに答えた。