黒にピンクで書かれたブランのロゴ。
派手な所が、ブランドっぽくなくて可愛いと思った。


「・・・・ねぇ、本当にいいの?」

「ん、なにが?」

「なにがって・・・これ、ブランド物だし・・・それも高級だよ?私何の為に・・」


心からそう思う。
いくら、ダイからのプレゼントだからってこんなに高いもの貰えない。


もちろん嬉しい。凄く凄く嬉しい。
雑誌で見てたことを、覚えてたなんて・・・・


「それ、欲しかったんだろ?俺だってバイトしてんだし、きにすんな」

「・・・でも・・『好きな女にプレゼントするぐらいいいだろ?』


私の反抗は、ダイのカッコイイくて優しくて素敵な言葉でかき消された。

好きな女・・・そのセリフにときめいている、私はまだまだ子供・・?


「・・・ありがとう、ダイ凄い嬉しい」

「あぁ、サクラもありがとな」



ダイからの初めてのプレゼント・・・
これから、毎日持ち歩こう。


憧れのブランドの財布を持ってるのを、みんなに自慢してやろう。



・・・・本当に、ダイが大好きなんだ。

確信した。