「嫉妬なんかしてないもん・・・イルミネーションの綺麗なだけだもん」

「膨れてるサクラも可愛いけどね」


・・・・・
なんだか、なんだか・・・。


どうやら、ダイは一枚上手なようで私をドキドキさせてくれるらしい。
急に恥ずかしくなってきた。

「俺が、手つないでんのサクラじゃん。俺がモテたとしても、サクラしか見てないし」


こんな人がいるところで、絶対誰かに聞かれてるのに・・
自慢気にいうダイに負けた。


「・・・はい。」


「ほら、ケーキ買って帰るぞ」

この一言で、私のジェラシーの件が片付いたみたいだ。