「俺は、調子こき中学生じゃなく繁華街にいる人たちみてぇになりてんだよ。
あそこに、いる人たちはなんてゆーか、カッコイイ気がする。
自分の好きなことやって、そん中でもルールってのを守って…
できれば、レン先輩と話せるくらいまでの男になりてぇな。」


なんだか、真剣な目で話すユウヤに
少し驚いた…


けど、はっきり聞こえた。
‘レン先輩‘


ユウヤも、知っているんだ・・・。
噂のレン先輩を。


一体世間の、中学生はそんなにもレン先輩がすきなのか?
ユウヤが、お話もできないような凄い人なのか?


「ねぇ、ユウヤが私たちと違うってことは、理解したことにするわ。けどさ1つ質問ある」

「物解りいんじゃねぇか、なんだよ?」

「その、レン先輩だかってそんなに凄い方なの?」


ユウヤは、一瞬考えるそぶりをしたけど
すぐに私の方を向き言った