「…ん、あ?俺が、学校来てないときの行動パターンは3つしかないな」
自慢げに話す、目の前の男は指を3本私に向けてきた。
「…3つ?」
「寝てるか、遊んでるか、女といるかだな」
「・・・・なんか、自由な生活してるね」
「1度きりの人生楽しまなきゃねえからな」
なぜか得意げに言う目の前の男に、再びイライラした。
本当に中学生かよ?って、思う。
その反面、何にも囚われていないユウヤに憧れを抱く。
私も、いつかユウヤみたいに何にも囚われないで生きてみたい。
それが、たとえいつでも・・・ね。
「つか、お前ダイ先輩とまだ続いてんのか?」
「まだってなに?まだって。残念ながら、超ラブラブですけどね~」
「確か、お前の初彼氏だったもんな。そりゃあ、ダイ先輩も優しくするよな」
「なにそれ・・・ダイがしょうがなく私と付き合ってるみたいじゃん!」
人を、からかうようなユウヤについムキになってしまう。
ユウヤは、そうやって人をからかって笑うん。
それを分かってるのに、いつもハマってしまってるんだな…