「その人、サクラのこと知ってるんじゃない?だって、タバコ止めろってさ体のこと気にしてんじゃん!
見ず知らずの人の体のこと心配しないでしょ」
説得力がある……
もしかして、私のこと知ってるのかな?
私が忘れただけ……?
「その人の特徴は?」って、サナに聞かれたから知っている限りのことを、話した。
一通り話終わると、どこか浮かない表情のサナ。
「どうした?」
「ねぇ、その人さ多分さっき私が言ってた人だよ」
「…ん?」
「なんか特徴が、レン先輩に似てる」
ーーーーーこの時に、気付いていれば
私は後悔しなかった?