すれ違ったんだ……。
その人大きいんだ……。
……正直あんまり興味が沸かない。
どちらかというと、余りそうゆうのに興味がない。
誰がどこを、どうしようが私はじぶん達が楽しめればいい派だから……
どうでもいいんだよな……
でも、こんな人だかりでそれも表通りの中心でサナが必死に話すくらいなのだから…
聞く価値のある話なんだろう……
「それよりさ、サナ時間大丈夫?タイガと会うんでしょ?」
「……あ、忘れてた!レン先輩に興奮して、タイガのことなんか頭になかったや」
時計を見ながら、微笑むサナ。
自分の彼氏を忘れちゃうって……
その手には、タイガへのプレゼントと一緒に飲む筈のジュース。
「私もさ、なんか知らない人に“早く帰れ”って忠告されたから、帰るね」