昨日寝てないせいか、朝早く起き出したせいか……いつのまにか、机の上で寝てしまったみたいだ。

「ーーーーっくらーー?」
「ーーーっおーい、サクラ?」

誰かが私を呼んでるよな気が……

「サクラ!!!」

突然寝ている私でも分かる大声が聞こえて、意識がはっきりとした。

目を開けて目の前にいたのは、ユウコだった。

「………ユウコ……はよ。」
「はよ。じゃないよ。どうしたのさ?私よりも早く来て、しまいに寝てるなんて…」

熟睡はしてないけど、寝起きの自分の声はマヌケな声だった。ユウコが目の前にいり状況を理解するのに、数秒かっかたけどすぐいここが教室って理解できた。

「…いやっ、ダイのとこに泊まってて………そんで、はやく来た?」

自分でも答えになってないって分かったし、なにより最後が疑問形だったのでユウコに伝わる訳もなく……

「いや、意味分からないから。」

と、あっさり言われてしまった。