何秒間か時間<とき>が止まったように固まっていた。いつもあるのは、こんなに若い人が履くような靴じゃない。こんな先のとがった靴じゃない。


だからこそ、その靴は現実を表しいた。


「……ハァー………」

溜め息が無意識に出てたんだと思う。
自分の口から出た溜め息の大きさに自分で、驚いたぐらいに。


でも、ずっとこうしていられないのが事実で重い足取りで家の中に向かった。



今日は木曜日。私は急いで学校の準備をした。