リビングを出て、部屋に行こうとした・・その時
「そういえば」
彼女は何かを思い出したような口調で、言葉を発した。
「なに?」
「海、最近男入れてるんでしょ?
あの子もやるね~あんた、また出されてんの?」
え?
ーーーーーーーー
聞かなきゃ良かった。
てか、こいつが言わなきゃ良かったのに。
あー
もう。
「・・っ別に?行くあてならあるし。」
「ふーん、そ?まぁ、仲良くやんなさいよ~」
私は、彼女の言ったことに返事もせず置いてあった封筒を持ち部屋に入った。
こいつに言われたことがこんなに
ーーーーー悔しい。
ーーーーー虚しい。
なんて。
またって何?
自分もしてるから、またなんでしょ?
それって、私に対する嫌みなの?
だとしたらーーーー
悪いのはあんたじゃないの?
お姉ちゃんのこと知ってると思わなかった。でもなんで、あんなこと言われなきゃならないの?
でも、1番悔しいのは、苛立たしいのは、言った後の、人をバカにしたような笑い方。
その笑いに、一体何が込められてるか知りたい。
見て見ぬ振りしてたのに。
悔しさが、涙となって出てきた。
普段あまり泣かないから、久しぶりの涙。
こんな時思うことーーーー
ねぇ、会いたいよーーーーー
ダイ。