レンさんと過ごす時間は、まるでサナと過ごしてる時間みたいに楽しかった。
あまりワーっと喋る会話じゃないけど、時間の流れが止まったように楽しめた。
気分的には凄く仲のいい男友達が出来た気分。
他愛もない話ですごく盛り上がった。
ほとんど私の得意なトークだったかもしれない・・・。
学校であったくだらないことばっかりを話し、帰ることになった。
今回もレンさんは、俺が誘ったから・・・
と言って奢ってくれた。
ファミレスを出ると、いつからいたのか?いつ呼んだのか?分からないけど、黒のセルシオが止まってある。
当たり前のように乗り込み、出発した。
「家まで送ってく」
車に乗ると静かにしてた2人だったが、レンさんが突然言った。
「いいですよ、コンビニで。近いですから」
「近いなら、変わらねぇから送ってく」
説得力のある言葉に押され、家の前まで送ってくれることになった。
数分車に揺られ、道案内しながら家の前に付くと
「お前ん家デカくね?」
目の前にあるマンションを目の前に、レンさんが驚く。
デカイ・・・かなぁ?
部屋はそんなに大きいタイプじゃないけど、外見はデカイかもしれない。
18階建だし・・・まぁ、私が住んでるのは10階。
「お前お嬢様なのか?」
「いやいやいや・・・全然違いますよ!見た目でわかるじゃないですか」
「まぁ、そうだな。」