「いただきまーす」
パスタを、食べるダイ・・・。
「・・・・」
「お、おいしい？」
「・・・・っま」
「え！？」
「うまい！！」
「本当に?良かった～」
美味しいと言ってくれた、ことが嬉しい。
私も自分の分を食べると、そこそこ美味しかった。
なんだ、私って結構料理出来たりする？
「サクラありがとな」
ダイの大きな手が降ってきて、頭をくしゃくしゃってされた。
そんなに、喜んでくれるなら毎日作ってあげんのに・・・。
「・・・そういえば、ダイ少し痩せた？」
最近バイトが忙しいって言ってたし、元々がっちりとした体系じゃないダイを久しぶりにみたら・・・少し細くなった気がする。
「う～ん・・・そう？痩せた？俺、元々細いからな」
「まぁ、そうだよね。いっぱい食べて太ってよ！！」
ダイは、「大丈夫だ、サクラの作った料理ならいくらでも食える」って言って、パスタを完食した。
お腹一杯で入らなかった私の分まで、食べてくれた。
これなら、十分太って大丈夫だな。
幸せ太りって、素敵なことなんだって分かった。
