やっぱりユウヤは不良少年だった。


明るい髪色のユウヤは傍から見たら、同じ中3には見えない。
身長は170ぐらいとそんなに大きくないけど、顔つきとかからして高校生でもおかしくない。


・・・まぁ、だからって目の前でタバコ吸わないでほしい。



ラーメンを半分以上食べたときに、あることを思い出した。

そういえば?


「ねぇ、終業式の日にさレンさ・・・レン先輩って人のこと話してたじゃん?」


「あぁ」


「その人ってどんな人?」


終業式の日に言っていた。
憧れの人なんだって、ユウヤが憧れる人が私とご飯食べに行ったのだもん。


おかしいでしょ?


「何?お前もレンさん狙い?」


「狙いって・・・・そうゆうのじゃないもん!!」


「まぁ、お前にはダイ先輩がいるもんな。
レンさんの事知りたいの?」


そうだよ、私にはダイがいる。ダイ以外の人と付き合うとか、考えられない。

けど、知りたいって訳でもない・・・。


いや、知りたいのかなぁ?
だって、超謎の人だし・・・。タバコ嫌いだし、突然現れるし、以外に話しやすいし。


「知りたいっていうか・・・・なんか、その人とご飯食べに行ったんだよね」


別に言ったらダメなことじゃないと思っていた。
でも、私が言った瞬間ユウヤが食べていた手が止まった。