そこに居たのは、不良少年ユウヤ。
最後に会ったのは・・・終業式?
ってことは、今年になって初めて会うんだ。
「お前何やってんの?こんなところで?」
「何やってんのって・・・スーパーにご飯買いに行くんだよ」
あなたこそ、普段学校もあんまり来ないで何やってんのよ?って、言いたくなる。
それに今も、なにやってるの?
夕方どきに・・友達と遊んでるか、女の子と一緒じゃないの?
「あっそ」
「自分から聞いといて、なにさ!」
「てか、今年になって会うの初じゃね?しょうがねーから言ってやるよ、
あーけーおーめー。」
私の話を無視しやがって、ふざけたように新年のご挨拶してきやがった。
受験生なのに、明るく染められた髪をいじりながら話すユウヤが・・・ウザイ。
「もっと優しく言えないの?私もしょうがないから言ってあげようか?」
「いや、いい」
「・・・そんなはっきり言わなくてもいいじゃん!もう、絶対言ってやんないからね!」
「あー言わなくていいよ。つか、お前どうせ暇だろ?」