病院の対応は悪いと思う。
それは母本人もそうだし、あたし達家族も思っていた。
そもそも腹痛を訴えていた夏にちゃんとCTやMRを撮ってくれたらここまで進行が早くなかったのではないかと思う。
北大だったら絶対月の検査でCTとMRは撮るのに・・・。
胆管を通して病状が安定したからあたし達家族は(あたしはまた参加してない)病院に転院の話を持ちかけた。
でも母は末期ガン患者だ。
それも母の身体を支配するガン細胞は進行のスピードが早くとても悪性のものだった。
どこが受け入れてくれるというのかわからない。
そこで考えたのが「免疫療法」と「セカンドオピニオン」だった。
<免疫療法>
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感染した病原体に対して特異的に抵抗力をつけさせるもので免疫強化療法に含まれ、病原体をワクチンとして投与し、免疫を獲得させるワクチン接種法や減感作(かんさ)療法がある。免疫強化療法にはこのほか、非特異的に免疫細胞を刺激して破綻(はたん)した免疫細胞を活性化し、修復する目的で免疫強化剤や免疫調節剤などとよばれる生物学的製剤および化学的製剤を用いる療法がある。
要するに母の身体から細胞を取りガンと戦える力の病原体を投与してガンを殺す方法だ。
これの他には「丸山ワクチン」という昔からあるガンには有名はワクチンが存在する。
ただし、免疫療法はワクチンを作るのに1ヶ月かかり、原則として最低でも車椅子で病院に通えないといけない。
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