昨日のことはなかったかのようにいつもと変わらない唯だった。 そんな唯を見て、ホッとしている自分がいる。 「あっ、そーだ。涼也くん。」 弁当をもらって教室に戻ろうとしたら、また呼び止められた。 「涼也くん、やっぱ学校だし唯じゃなくて先輩つけなきゃダメだよ。」 そういって唯は笑った。