皐月










「っはぁ……はぁ」


あたしは建物を急いで出た。


「……」
まさかあんなに人間がいるなんて



いきなり人間にあってあたしの心臓は飛び出しそうだった。




「……」

あたしは不審に思われてないか少し気になっていた。


次の日、あの5人の行動を探ろうと思った。





















自分を見ている人影には気つかないまま……


























真緒




今日もスタジオ練習。昨日と同じ所だ。

昼。太陽がジリジリと屋上の地面を焼いている。

「……」
俺は上を見上げた。この屋上に降りられるビルなんてどこにもない。
両隣のビルは、このスタジオのビルより遥かに低い。


「……」
下を見つめても人が歩いてるだけ。なにもない。


「……」


変やな……。





「何が変なんですか?」
「!?」





























皐月



何でまたここに人が……
あたしは屋上へ来る人影から隠れる。来たのは昨日の5人のうちの1人だった。
自己紹介してもらったが、人間の名前なんで覚える気がない。意味が無い。