――ドクンッ
次の瞬間、何かが堕ちていくような……
そんな感じがした。
『蓮也さん?』
『えっ? あ、い、いいですよ! 交換しましょう』
『ありがとうございます、嬉しいです!』
ニッコリ笑う、その笑顔。
彼女の笑顔は、偽りなかった。
『あの……お名前は?』
『ああんもう、自己紹介の時聞いてませんでしたね?』
『え……あぁ。うん……ごめんね』
『もー♪
やっぱり可愛いですね、蓮也さん♪』
か、可愛いとか……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…