「俺は塾の帰り」

「そ、そっか」


っと、なんとも気まずい雰囲気になってしまった

すると、タイミングよくお店の扉が開く


「イチゴちゃん、お店閉めるよぉ…」


中から出てきたのは、メイド服を着ていない女の人

たぶん、店長らしき人

その人は、俺を見てニヤリと笑った


「イチゴちゃんの彼氏?」

「えっ、あの、違っ」

「いいの、いいの、隠さなくったって!イチゴちゃん、もう上がっていいよ!彼氏さん、イチゴちゃんを宜しくね!夜道は危険だからね」


そう言った店長らしき人は、"青春いいわねぇ"などと呟きながら店に戻って行った