両耳を手で押さえ、あたりを見回す。


黒を基調としたベッドや机に…、大分年季の入った燭台。


・・・・・ここどこ。



うん。
どこだよここ。


どこだよ。


「どこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?!?!?!?!?!?!」




真っ黒な部屋に私の悲鳴が響き渡る。



することどこからともなく聞こえてきた声。


「うっせぇな…。女ならもうちょっと可愛く叫べよ」



まるで闇から浮き出てきたかのように1人の人物が私のいるベッドの傍に近寄ってきた。