ミナナのお腹に耳をあって、手で擦った。


「なんだか、お腹周りが、先週と比べて1cm大きくなっていたから」


「……、太ったとか思わないんですか」


この際、彼がミナナのスリーサイズを知っていたとしても不思議の言葉はないだろう。


「ゴムもほぼってあたりがつくからね。ほぼということは、もしかしたら出来るかもしれないともあるから、何だか心配になって」


「どれだけ心配性なんですか。ありませんよ。きちんとしているなら、妊娠なんかしません」


――とか言いつつ、やっていることはやっているわけで。


否定はできない。

ならばやめろと言うが、快楽から抜け出せないのが人間である。