「ミナナの愛は豪快だからなぁ。俺はきちんと受け止めるよ、ごほっ」
「熱を持っても、あなたの愛語りはつきませんね……」
まったくと言いながら、レンゲですくった粥をふーふーし彼に食べさせるあたり、ミナナも人がいいのだろう。
「ミナナの愛情の味がする」
「米と卵と出汁の味しか入れてませんから」
一通り食べさせた後に、器を横に置いた。
彼のおでこにミナナが触れたところで、手を掴まれ、彼にベッドに引きずり込まれてしまった。
発情しかけの獣らしくベッドのミナナに抱きつく彼。
「ミナナ冷たくて気持ちいい……」
「氷水を頭から被せてあげますから、離してください」